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協力隊員としてカンボジア在住。おどろき体験や日々考えることをつづっています


by masu820umi
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うれしい電話

2010年2月8日

週末、日本人会の運動会のお手伝いで首都プノンペンに上がっている時に
嬉しい知らせが舞い込みました。001.gif

理数科でお世話になっている先生からの電話で、
「リコーダー、結構な数が、日本の援助団体から託されたのだけれども
使いませんか?」
という内容。

ということで、詳しい打ち合わせをしにNIE(高校教員養成校?だったような)に
今日、行ってきました。

実は、リコーダー話をいただいた方は、
カンボジアにおいての日本人の中でもかな~りえらいポジションの人です。
理数科の先生は、私が音楽も手伝っていることを思い出し仲介役となってくださったのですね。
ありがたいです。

なのに・・・
Tシャツしかもっていなかった025.gif
やたらラフな格好で恐縮しながら話を伺いました。
日本だったら社会人としてアウトですね。

3月にソプラノリコーダー30本を寄付してくれるとのことです。
ただ、リコーダーを寄付するのではなく、きちんと指導してくれる人がいるところを探していたようです。

PTTCで音楽の授業を手伝い始めたころ、校長先生に
「ピアニカではなくて本当はソプラノリコーダーを指導して欲しい」と言われていました。
なぜなら、リコーダーはピアニカに比べ安く手に入るので
生徒が自分で欲しくなったら手の届く金額だから。
2ドルくらいらしいです。

でも援助されて学校にあったのは、
アルトリコーダー40本、
ソプラノリコーダー10本、
ドレミ~が分からない、楽器をさわったこともないカンボジアの学生には、アルトリコーダーは難しすぎです。
しかも、音楽の先生も全くお手上げの状態。
で結局使われることなく、棚に眠っていた楽器でした。

そこで、日本の勤務校にも協力をお願いしていたのです。

日本の小学校では、ボランティアに関する子どもたちの委員会活動
「キラッ072.gifとボランティア委員会」の子ども達が、ソプラノリコーダー集めの活動を始めてくれたようです。
(第二小のみんな ありがとう。もしたくさん集められたら、同じ敷地の小学校で教えようかなぁと 考え中ですよ。)

道具や楽器を援助されても、結局使われずしまわれたまま・・・
(というか使い方が分からないから しかたないんですね)
という現状は、理科の分野でも音楽の分野でもみられるので

何か物を援助しようという方、それがどのように使われるか先のことまで
考えてくださいね。
by masu820umi | 2010-02-09 02:26